適正な血糖値を保つためには、糖質摂取量の管理は欠かせません。だからといって、お砂糖の量を極端に減らすと、「おいしくない」「物足りない」だから「続けにくい」といった悩みにつながりがち。そんなときには、お砂糖の代わりに「甘味料」を取り入れるのも一つの方法です。体にやさしい甘味料を選んで、おいしく楽に血糖の管理を続けていきましょう。
「甘味料」とは、食品に「甘味(甘み)」をつけるために使われる物質のことを指し、食品表示では食品添加物に区分されます。
甘さを出す「甘味料」はどれも糖質が多く、血糖値が上がるものなのでしょうか。答えはNO。実は甘いからといって必ずしも糖質が多いとは限りません。甘味料にも血糖値が上がりやすいものと、そうではないものがあることを知っておくと、糖質の管理に役立ちます。
ひとことで甘味料といってもたくさんの種類があり、甘さもカロリーも、製造過程もさまざま。甘味料の特徴をよく理解したうえで、個人の健康状態や好みに応じて適切な甘味料を選ぶことが大切です。また、摂取量や使用方法も考慮し、バランスの取れた食事を心がけることが血糖値の管理に役立ちます。※1いわゆる天然甘味料を指します。
※2いわゆる人工甘味料・合成甘味料を指します。
本ページではこのように表現しています。 甘味料そのものを料理に使うこともあれば、すでに甘味料が含まれている食品や飲料を購入する場合もあるでしょう。甘味料について知っておきたいポイントを4つご紹介します。
甘味料は、「糖質系甘味料」と「非糖質系甘味料」の大きく2種類に分けられます。エリスリトールを除く糖質系甘味料は、体に吸収されると、甘味料の種類によって速さは異なりますが、多かれ少なかれ食後の血糖値を上昇させます。
非糖質系甘味料には、ステビア、羅漢果(ラカンカ)などの植物由来※1の甘味料と、アスパルテーム、スクラロースなどの化学的につくられた非植物由来の甘味料※2に分けられます。いずれも砂糖の数十倍から数
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